尻腐れ対策は窒素成分を控えカルシウムを
尻腐れ病は、トマトなどに多い病気です。
尻腐れ対策として、トマトなどの苗を植え付ける際の土づくりに苦土石灰を施しその後の成長に合わせてカルシウムを含む肥料を追肥します。
このようなことを適切に行っているにも関わらず、尻腐れ病が発生してしまった場合は追肥に含まれる窒素成分が多すぎた恐れがあります。
窒素成分は、トマトなどの成長にかかせない栄養の一つですが多く与えすぎてしまうとトマトなどの根からのカルシウム吸収を妨げてしまい、結果としてカルシウム不足に陥って尻腐れ病を発症してしまいます。
もし、窒素成分が多すぎる場合の尻腐れ病であればトマトの葉や茎が異常に茂っているという特徴が現れているはずですので、尻腐れ対策をすることが可能です。
この場合は、窒素成分を抑えて追肥としてカルシウムを含んだ肥料を施せばよいでしょう。
尻腐れ病を発症した果実は、残念ながら元には戻りませんが発症を抑えることが出来る場合があります。